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中古のNV200バネットを見ていると、「5BF-VM20」「DBF-VM20」のような記号が並んでいて、何が違うのか分かりにくいですよね。
結論から言うと、今のNV200バネットは2009年5月発売の初代M20系のままで、型式の違いは「バン2WD・バン4WD・ワゴン」と「排ガス規制の記号」の違いです。フルモデルチェンジは一度もしていません。
この記事を読めば、車検証の型式だけで、どの仕様のどの頃の車かを見分けられるようになります。
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NV200バネットの型式は3つだけ
まず現行型の型式から見ていきますね。日産公式の主要諸元(2025年12月発売の現行型)に載っている型式は、次の3つです。
| 車型 | 駆動 | 型式 | ミッション | ナンバー |
|---|---|---|---|---|
| バン | 2WD(FF) | 5BF-VM20 | エクストロニックCVT | 4ナンバー |
| バン | 4WD | 3BF-VNM20 | 4速AT | 4ナンバー |
| ワゴン | 2WD(FF) | 3BA-M20 | エクストロニックCVT | 5ナンバー |
エンジンはどれも同じで、HR16DEという1.6Lガソリン(113PS)です。
『型式が3つもあると、中身もかなり違うのでは』と思う方も多いはずです。実は、車体の骨格はどれも同じM20系なんです。
ハイフンの後ろ(VM20・VNM20・M20)が車体の種類、前の3文字(5BF・3BF・3BA)が排ガス規制の区分です。後ろを見れば「バンかワゴンか」「2WDか4WDか」が分かります。
後ろの記号は、こう覚えておくと迷いません。
- VM20 = バンの2WD
- VNM20 = バンの4WD(Nが入る)
- M20 = ワゴン(Vが付かない)
ワゴンには4WDの設定がないので、M20に4WD版はありません。
5BF-VM20とDBF-VM20は何が違う?
中古車情報でよく見るのが、DBF-VM20という型式ですよね。
これは前の3文字が違うだけで、車体はM20系のまま同じです。ハイフンの前の記号は、その車がどの排ガス規制の基準で認可されたかを表しています。
つまり、DBF-VM20と5BF-VM20は「同じバンの2WD」で、認可を受けた時期が違うということなんです。
排ガス規制の記号が切り替わった正確な時期は、日産の公式資料では確かめられませんでした。記号だけで年式を断定せず、車検証の「初度登録年月」を一緒に見るのが確実です。
例えばこんなやり取りがよくあります。
「DBFの車と5BFの車、同じ値段ならどっちがいいですか」
「型式の記号より、年式と改良の中身を見て選んだほうがいいですよ。安全装備が年式でかなり違います」
記号はあくまで目印です。中身の違いは、次の章の改良の歴史で見ていきましょう!
発売から今までの改良の歴史
NV200バネットは2009年5月に発売されました。2007年の東京モーターショーに出たコンセプトが原型です。
「バネット」シリーズとしては5代目にあたりますが、NV200バネットとしては初代のまま、改良を重ねてきました。
| 年月日 | 主な内容 |
|---|---|
| 2009年5月 | NV200バネット発売(バン・ワゴン) |
| 2014年 | 電気自動車 e-NV200 発売(国内は販売終了済み) |
| 2018年1月30日 | 4WD車 発売 |
| 2020年1月9日 | 仕様向上(安全装備の拡充) |
| 2021年7月13日 | 一部改良(2WDをCVT化) |
| 2022年9月9日 | 4WDの最大積載量アップ |
| 2024年7月19日 | 仕様改良(インテリジェント DA・踏み間違い衝突防止アシスト全車標準など) |
| 2025年11月7日発表・12月15日発売 | 仕様向上、Outdoor Black Edition追加 |
| 2026年度中 | 生産終了予定(2025年7月15日に日産が発表) |
2018年・2020年・2021年・2022年の日付は、車の解説サイト(COBBY)の記載によります。日産の公式リリースでは確かめきれていない点だけ覚えておいてください。

中古で効いてくる3つの改良
年表の中でも、中古を選ぶ時に差が大きいのは次の3つです。
- 2018年1月以降は4WDが選べる
- 2021年7月以降の2WDはCVT(それより前の2WDはCVTではない)
- 2024年7月以降はインテリジェント DA・踏み間違い衝突防止アシストが全車標準、7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ付き
『同じ顔なのに、年式でこんなに違うの』と驚く方もいます。外から見て分かりにくいぶん、年式の確認が大事なんです!
特に2WDのCVTは、年式で「ある・ない」がはっきり分かれます。燃費や走りの感じも変わるので、試乗できるなら改良の前と後で乗り比べてみてください。
2025年12月の仕様向上で何が変わった?
一番新しい改良は、2025年11月7日発表・12月15日発売の仕様向上です。生産終了が近い時期の改良なので、気になっている方も多いですよね。
主な変更点はこちらです。
| 変更点 | 対象 |
|---|---|
| 先行車発進お知らせ | 全車標準 |
| ドアロック連動格納機能付ドアミラー | 全車標準 |
| コンフォートフラッシャー | 全車標準 |
| スパイナルサポート機能付きシート | 運転席・助手席 |
| 全席シート抗菌仕様 | 全車 |
| サイドターンランプ付ドアミラー | VX・GX・16X-2R・16X-3R |
| Outdoor Black Edition 追加 | VX・GX・16X-2R・16X-3R |
内容は日産公式の主要装備一覧と、2025年11月7日の仕様向上の報道によります。
Outdoor Black Editionは、サンドベージュのボディにブラックのバンパーやホイールを組み合わせた新グレードです。詳しくはOutdoor Black Editionとはで紹介しています。
2024年7月改良時の価格帯は223万1,900円〜290万4,000円でした。現行型は236万3,900円〜313万1,700円(MYROOMを除く・税込)です。改良前の価格を今の値段だと思い込まないようにしておきましょう。
グレードごとの今の価格はNV200バネットの新車価格一覧にまとめています。
車検証で型式と年式を確かめる方法
ここからは実際の見分け方です。一番確実なのは、車検証を見ることなんです。
- 「型式」の欄を見て、VM20・VNM20・M20のどれかを確かめる
- ハイフンの前の記号(5BF・3BF・3BA・DBFなど)を控えておく
- 「初度登録年月」を見て、改良の年表のどこに入るかを当てはめる
- 「乗車定員」と「最大積載量」で、2人乗りか5人乗りか、バンかワゴンかを確かめる
- 気になる装備(CVTか、踏み間違い衝突防止アシストがあるか)は販売店に確認する
中古車のネット掲載では、型式が省略されていることもあります。その時は販売店に車検証の写しを見せてもらうと安心です。
『年式は分かったけど、改良の前か後かギリギリ』ということもありますよね。初度登録が改良の時期と近い時は、在庫車が登録された可能性もあるので、装備そのものを確かめるのが確実です。

型式から分かること・分からないこと
型式で分かることと、分からないことも分けておきますね。
| 分かること | 分からないこと |
|---|---|
| バンかワゴンか | グレード(DX・VX・GX) |
| 2WDか4WDか | ボディカラー |
| 排ガス規制の区分 | メーカーオプションの有無 |
グレードの違いは型式に出ません。DX・VX・GXのどれかは、装備や車台番号から販売店に確かめてもらいましょう。
グレードの見分け方はNV200バネットのグレードの違いが参考になります。
生産終了と後継モデルはどうなる?
最後に、これから先の話です。2025年7月15日、日産は経営再建計画「Re:Nissan」の中で、NV200バネットの生産を2026年度中に終える方針を発表しました。
生産は日産車体の湘南工場(神奈川県平塚市)への委託で、その委託を2026年度末までに終えるという内容です。
報道では、次期型は2027年度に導入される予定とされています。ただ、車名・デザイン・パワートレイン・価格は、まだ発表されていません。
『後継はハイブリッドになるのでは』という声もあります。ただ、今の時点で中身は分からないので、待つか今買うかは今の型の条件で決めるのがおすすめです。
兄弟車とOEMも知っておきたい
NV200バネットには、ほかのメーカーの名前で売られていた兄弟車もあります。中古で見かけて混乱する方もいるはずです。
| 車名 | 関係 | 今の状況 |
|---|---|---|
| 三菱 デリカD:3 | OEM(日本) | 販売終了 |
| 三菱 デリカバン | OEM(日本) | 販売終了 |
| シボレー シティエクスプレス | OEM(北米) | 日本では販売なし |
| 日産 e-NV200 | 電気自動車版 | 国内販売終了 |
デリカD:3の販売が終わった時期は、公式資料では確かめられませんでした。
欧州では後継として「タウンスター」が売られています。ただ、日本の後継がタウンスターになるとは、日産から公式に発表されていません。
現行型は初代M20系の最終盤です。最も新しい装備が欲しいなら2025年12月以降の現行型、価格を抑えたいなら年式と改良の中身を見て中古を選ぶ、という考え方ができます。
生産終了の詳しい経緯はNV200バネットは生産終了?で、公式に分かっていることだけをまとめています。
新車にするなら、値引きの相場と交渉の順番をNV200バネットの値引き相場と限界額で先に見ておくと、見積もりの比べ方が変わります。
中古にするなら、型式と年式の条件を決めてから在庫を絞ると早いです。例えば「VM20・2021年7月以降・CVT」のように条件を入れて、在庫を見比べてみてください。
選び方のポイントはNV200バネットの中古車の選び方でも詳しく紹介しています。
NV200バネットに乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
NV200バネットへの乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
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よくある質問
NV200バネットの型式は何種類ありますか?
現行型は3つです。バン2WDが5BF-VM20、バン4WDが3BF-VNM20、ワゴンが3BA-M20です。
DBF-VM20と5BF-VM20は別の車ですか?
同じバンの2WD(VM20)です。前の3文字は排ガス規制の区分を表す記号で、認可を受けた時期が違います。
NV200バネットはフルモデルチェンジしましたか?
していません。2009年5月発売の初代M20系のまま、改良を重ねて販売されています。
2WDがCVTになったのはいつですか?
2021年7月の一部改良とされています。それより前の2WDはCVTではないので、中古では年式を確かめておきましょう。
型式でグレードは分かりますか?
分かりません。DX・VX・GXの違いは型式に出ないので、装備や販売店の情報で確かめます。
まとめ
- NV200バネットは2009年5月発売の初代M20系のまま、フルモデルチェンジはしていない
- 現行型の型式は5BF-VM20(バン2WD)・3BF-VNM20(バン4WD)・3BA-M20(ワゴン)
- DBF-VM20など頭の記号違いは排ガス規制の区分で、車体は同じ
- 中古は2018年1月(4WD追加)・2021年7月(2WDのCVT化)・2024年7月(安全装備の標準化)が分かれ目
- 2026年度中に生産終了予定、後継は2027年度導入予定と報道されているが中身は未発表




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